ダイエットしたい、でもきつい運動は続かない。 それならプロテインを飲むとどうなるのか、減量がスムーズに行くんじゃないかと考えますよね。 結論、プロテインを飲むだけで大幅に体脂肪が減ります。 なぜ簡単に痩せられるのか、どんなプロテインを飲めば良いのかについて解説していきます。
ただプロテインを飲むだけで本当に痩せる
プロテインを飲むだけで勝手に痩せるなんて、にわかに信じがたいというのが本音ですよね。これまで、楽して痩せられる人なんていないというのが定説でした。 ところがアメリカ・ニューヨーク州スキッドモア大学が発表した研究結果によると、運動をしているかそうでないかに関係なく、プロテインを摂取するだけで、十分なダイエット効果が得られることがわかりました。 実験の内容は、男女57人を対象にしており、最初に以下の3つのグループに分けて行われました。
1.普段どおりの食事を取りながら、ホエイプロテインを飲んだだけ
2.普段どおりの食事を取りながら、ホエイプロテインも飲んで筋トレをした
3.普段どおりの食事とホエイプロテインを摂りながら、筋トレ、HIIT、ストレッチ、持久力の強化をするトレーニングをした
【*それぞれ20g×3回、1日60gのプロテインを飲みながら16週間続けた】 3番目のグループは、言うまでもなく体脂肪が減ることがわかりますが、1番目と2番目のグループに関しても
大幅に体脂肪が減っていたことがわかっています。
なぜプロテインを摂るだけで痩せるのか

答えは、
たんぱく質を摂取すると食欲が抑えられるからです。 どんなにカロリーを摂っていても、たんぱく質が不足していれば脳は【まだ食べる必要がある】と認識します。これを言い換えると、生きる上でたんぱく質がもっとも体に必要な栄養素であるということです。 よく、食べても食べても食べ足りない、癒し食いが止まらない、おやつは別腹と言われますが、それは紛れもない事実で、もっとも大切なたんぱく質を十分に摂取できていないので、すぐにお腹が空いてしまうという状態なんです。 しかも、甘いものは手っ取り早く血糖値を上げて満足感を与えてくれますので、ついつい手が伸びてしまいやすくなります。しかし
砂糖で得られる満足感は一時的です、またすぐに何か食べたくなって、気を抜くと1日ダラダラ食べてしまうことになりかねません。 このように、無駄な食欲を満たすことを繰り返していると、知らず知らずのうちに内臓にとって重労働になり、老化が早まることも分かっています。こちらについては、プチ断食を取り入れるメリットの記事で解説しています。
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現代人はあまりにも多くの食品の中から、それぞれの嗜好に合う食事を取っていますので、その結果たんぱく質不足が起こりがちです。ですのでプロテインを積極的に摂取して、無駄な食欲を抑えるのは効率的な減量法と言えます。
運動しないとプロテインの意味がない、は本当か
そんなことはありません。プロテインを摂ることで痩せる事実は上の項目で解説しましたが、
太ることはつまり、たんぱく質不足が原因になっている部分が大いにあります。とにかく一日に必要な量のたんぱく質を、まずは十分に摂取する。これだけで余分な糖質や、脂肪分の摂取をカットできる効果が期待できます。 もちろん運動も合わせて取り入れると、さらに効果的に減量できることもわかっています。
内臓脂肪型(りんご型のポッコリお腹)ならプロテイン+筋トレ 皮下脂肪型(洋ナシ体型なら)プロテイン+筋トレ、有酸素運動、HIITなどの組み合わせ
やっぱり最後は運動しないと痩せないのか、と肩を落とす必要はありません。まずは運動ナシで落とせる分の体脂肪を落として、モチベーションを上げることから始められます。
どんなプロテインを選ぶべきか
プロテインにはホエイ・カゼイン・ソイなどの種類があり、それぞれ原材料が違います。 大きく分けると牛乳か大豆に分けられるのですが、プロテインはとても奥が深く、原材料はもちろんですが製法によっても特徴が違います。
例えば、激しい運動をする人には吸収が早いホエイプロテインが人気ですが、こちらは製法によって乳糖の含有量が変わりますので、お腹の調子が乱れがちな方にはWPI製法が良く、より高たんぱくを求めるならWPH製法をおススメします。
ただし運動もカロリー制限もなしで、プロテインを飲んだだけで減量するとなると、結局のところ大切なことはただ一つ、
毎日決まった量のプロテインを継続して飲めるかどうかです。 プロテインの一日の推奨摂取量は60g~90gですが、そもそも味が絶対的にキライとか、値段的に続かない、原材料にアレルギーがあるようなら続けられませんよね。ですので、ここはひとまず人気商品の中から、少量パックで購入できるものを試して、続けられると思うものを選ぶと良いでしょう。